それぞれの家庭に、運気の流れがあると思いますが、悪い時はじっと、良くなってくるのを待つのが、私のパターンです。
どうしても子供が欲しいとなったら突っ走るそれぞれに長所と短所があると思いますが、動物は何も話せないし、飼い主に従っていくしかないのです。
同じ家でも、意見が違っても、流れに乗らざるを得ない時があります。
どうするべきか・・・どうしたら良かったのか・・・・
今回ドックショーや、ブリーダーさんの所に出かけていたふくひなパパは、ひなちゃんの子宮摘出後、諦めきれずにクウちゃんの交配をしてきたのでした。いい加減な、フレブルらしくない顔の子もたまに売られているのを見ますが、ブリーダーさんの良いワンちゃんを混ぜていく事は、フレブルの良い子をのこすために、お金はかかるけれど、フレブルを愛する上では大切だと、飼っていて思うようになりました。でもふくひなパパは鉄砲玉です。
ふくひなママは退院したてで体も自由に動かなかったのですが、14日、クウちゃんの体温が37度くらいにさがり、病院に連絡したところ、いつ破水してもおかしくないので、すぐに連れて来て下さい。との事で、
自分の事もままならなかったので、近所のお友達に頼んで一緒に病院に連れて行ってもらいました。

呼吸もつらいお腹・・・5匹いました。
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獣医さんによると、予定は来週火曜日。それ以前は早産過ぎても呼吸ができない子もいるので、なるべく持たせたい気持だったそうです。まだ4日も早い。
実際、早めに出して、お腹がしっかりふさがっていなかった子の例を知っていたので、従うことにしましたが・・・
次の日土曜のあさ7時過ぎくらいから、クウちゃんが立て続けに雄3匹、自力で産み始めてしまいました。
良い状態で勢いもあったそうで、そのまま自然分娩で様子をみるとの事
夕方、5時過ぎだったか、じかんがかかったので、1匹の雌が呼吸がなく、死産になってしまい、夜7時
40分前まで、心音があったのに、お腹の中でなくなってしまった。との連絡が入りました。
フレブルは本当に出産が難しく帝王世界の準備もしつつ先生も頑張ってくれたらしいのですが、結果、最後の子を出す薬でも出なくて、お腹の子を手術で出すことになってしまいました。
最初から帝王切開にしていれば・・・いろいろな事がめぐって、子供たちもみんな泣きました。
人間が作り出した愛玩犬。普段の温度管理も大切だし、出産も難しくリスクが伴う難しい犬種。
フレブルを飼い始めた時、飼う側の立場しかわからずにいましたが、生んでいく事のリスク、良いワンちゃんを保っていく事の使命、そして何よりも、犠牲になってゆく小さな命に、疑問を感じずにはいられませんでした。
結果、命をコントロールして、こんなに耐えられない切ない思いをする事。
子供たちに、犬は自分で道を切り開けないんだよ。逆境に遭っても、自分の力で抜け出せるのは人間fだけなのかも知れないね。と話しながら・・・
死んでしまった赤ちゃんの引き取った帰り、車の中は家族全員号泣していました。
ふくひなパパは、ブリーダーの真似をしてみたが、とても耐えられる仕事じゃないな。と言いました。

家の庭に、2匹のわんちゃんのお墓を作りました。
お腹の中で元気に動いていた時の事忘れません。
ひなちゃんは、家族への愛情がとても深い子なので、この子たちを見せた時、一生懸命舐めて、箱に戻すと、夜中まで探しました。おばあちゃんに舐めてもらって良かったね。
人間の思いつきの中で、お金を掛ければ願いは叶うのか・・・・いいえ とても天秤になんかかけられないという事が分かりました。命は とっても重いです。
今回生まれてきたタイガーブリンドルの3匹。重い重い命です。

